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だらだら書きますので、だらだら読んでもらえるとありがたく。

明ければめでたいワケじゃない

年末年始、我が身に起きたことをかるくまとめます。

クリスマス〜28日まで

風邪による胃腸炎で吐きまくり。水を飲んでも吐く始末。
パジャマの上にコートを着ただけの格好で病院に行き、羞恥心を使い果たす。
救急車を呼びたいとも思ったのですが、やはりためらわれ、タクシーを呼ぶことを選択。それなりにけっこうな出費。
病院に到着したら、「午後は予約の患者さんのみなので、近所のクリニックに行ってくれません?」と言われ、そのまま近所のクリニックに徒歩で向かう。
パジャマの上にコートを羽織った女がふらふらと歩く様子を見た通行人は、誰もが私を大回りして避け、目も合わせてくれない始末。
辿り着いた近所のクリニック、待合室で崩れ落ちたため、急遽奥に運び込まれて、点滴を受けることに。待たずに済んでラッキー。なのだろう多分。
帰宅後、胃腸炎は多少治まったが、今度は高熱。39度なんて何年ぶりの記録だろう。
そのまま仕事を二日休み、27日の午後から出社。仕事納めはなんとか終える。死んだ。
職場で嘔吐が止まらなかったことを記念してマーライオンのシロイ」という二つ名をいただく。

29日〜30日

風邪が治らないため終日家にこもり、とりあえず大掃除をする。体調が悪いためはかどらない。
母親から電話あり。
「まあ、風邪で寝込んで苦しんだなんてかわいそうに」
という言葉があたたかく、涙ぐむ。しかし、次の瞬間、
「その風邪、完全に治すまで帰省しないでね。うつされたら嫌だから」
という言葉に今度は別の意味で涙ぐむ。


31日の大晦日その1

体力の八割は回復したと考え、帰省することに。
ところが新幹線を降り、ローカル線に乗り換えようとしたところで、無人駅の火災が原因でローカル線が運行停止中であることを知る。
大雪注意報で横殴りの雪が降る駅のホームで震えながら40分ほど運行再開を待つが、
「運行再開の予定はありません。代行バスも手配できませんでした」
というアナウンスが十五回繰り返されたところで、電車を諦め、高速バスの乗り場に向かう。
高速バスの乗り場は、同じ身の上の人々で長蛇の列。みんながたがた震えている。
最初は「ひどいですね、代行バスもないなんて!」などとさかんに憤っていた人々も、待ち時間が20分を越えるあたりから、急速に無口になる。
雪と風が素早く体温を奪っていく。最初は冷たく感じられていた足が、やがてそれを通り越して痛くなっていく。手袋をはめていないひとたちの手指は嫌な紫色に変じていった。
その状態で一時間近く経った頃、ようやく臨時増発されたバスに乗り込む。


31日の大晦日その2

バスに乗り込み、あたたかな車内で喜びにむせんだのもつかの間、今度は猛烈な尿意に襲われる。
通常、高速バスの車内にはトイレがあるものなのだが、臨時増発便であるためか、トイレがない。
吹雪の中、バスは非常にゆっくりと進み、座席の上で身もだえしながら、「どうすれば洩らさずに済むか」ではなく、「どのように洩らすのがもっとも被害が少ないのか」を考え続ける悪夢の1時間40分。
限界直前でバスがようやく目的地に到着。自分でも驚くほどのスピードで走った結果、タクシー乗り場に一番乗りすることに成功。しかし、タクシー乗り場周辺にはトイレがなかったため、半泣きになりながら駅の構内を走り回ることに。
無事トイレを発見。解放感を味わいながらタクシー乗り場に向かうと、そこにはいつの間にか長蛇の列が。しかも雪のせいでタクシーがなかなか来ない。いつになったら私は寒さから解放されるのだろうと思いながら待ち始めた20分後、列の後ろのほうから二人の中年女性が
「すみません、私たちの父が危篤なので、タクシー譲ってください」
と言って現れ、私の前に並んでいた男性が茫然として返事もできないでいる間に、さっさとタクシーに乗り込んで去っていった。それはダウトだ、と心の中で叫ぶ。
ようやくタクシーに乗り込みほっとしたのも束の間、吹雪で道と視界が異常に悪く、運転手さんと一緒に恐怖に震えながら、通常なら20分ほどの道のりを倍以上の時間をかけることになる。難所にさしかかるたびに、運転手さんがごくりと唾を飲み込みのを見ながら、気付かれないようさりげなく手元のメモ帳に辞世の句を書き付ける
無事タクシーから下りた後、自分が吹雪のため判断を誤り、シロイ家ではない、ぜんぜん見ず知らずのひとの家の前におろしてもらったことに気付く。足首まで雪に埋まりながら、シロイ家を目指して歩く。靴と靴下とジーンズが雪まみれでびしょびしょになったが、既にそんなのは些細なことだ。

1月1日〜2日

晦日のどたばた中に携帯を紛失したことに気付く。
一日中、自分の携帯に電話をかけ続けるが誰も出ない。タクシー会社や駅の遺失物係など、すべての心当たりに電話をかけるが、やはり見つからない。
最終的に電波を止め、携帯を買い換えることを決意。買ってからまだ半年経ってないのに……高かったのに……

1月3日

帰省を終え、我が家に戻る。携帯を買い換える。諭吉が連れ立って財布から出て行った

1月4日

以前バックアップした携帯のデータが、なぜか開けない、読み込めない。
今日中に連絡をとりたい友人が何人かいるのに、誰にも連絡できない。
とりあえずH先生、この記事を読んだらすぐに電話ください。