魔女の一撃

シロイです。まだこのブログを見に来てくださっている方、本当にありがとうございます。おひさしぶりでございます。
気がつけば、ここも一年以上更新されていませんでした。
その間にも覗きに来てくださった方がいらっしゃるのでしょう。まことに申し訳ございません。

一年間の更新休止中、「何かあったのでしょうか？」みたいなメールをいただいてしまったこともあったりしました。
そこには更に「何か事情があるのではと思いながら話に持ち出す事、すみません」という優しいお言葉が綴られていまして、私はそのメールを見たあと自己嫌悪で「あああああああ」と叫びながら部屋の中をごろごろと三分ほど転がりました。

ブログが滞ってしまった理由は、さほど深刻なものではなく、実は一年ほど前ぎっくり腰になってしまったからなんです。
ドイツ語でぎっくり腰のことを「魔女の一撃」と呼ぶと聞きましたが、適切なネーミングですね。邪悪極まりない魔女の恐ろしい一撃は、身動きできないほどの痛みを私に経験させてくれました。
ぎっくり腰って座ると更に痛いんですね。椅子という椅子がすべて苦痛製造機に見える始末。これも魔女の邪法か。
結果として私は、自宅PCの前に置いてある椅子を見ることすら嫌になってしまい、ブログを書くイコール苦痛という等式が成り立ちはじめ、ネットからすごい勢いで遠ざかりました。
通っていた整体院が結果から言うとあまり腕の良いところではなかったようで、通っている間は順調に腰が悪化し続け、腰痛期間が月単位で長引いてしまったことが、そもそも非常によくありませんでした。（通うのやめたらあっという間に腰が治りました。すごく悔しい。魔女め）

腰痛によるネット断ち・ブログ断ちは、結果として依存症治療プログラムみたいな役割を果たし、私の中のネット世界を愛好する気持ちを、着実に減退させました。
腰が良くなった私は、「ネット？　なにそれおいしいの？」とか言い出しかねないくらいの人間になっていました。

それでもブログをやめるつもりはなかったのですが、ずっと書かないでいる間に
「うーん、よりによって『続く』で終わらせてしまった。続き書かなきゃいけないのだろうか。でもそれっていまさら過ぎない？」
「でもだからって何事もなかったように他の話題を持ち出すのもちょっと･･････」
とうだうだ悩み続け、すっかり億劫になってしまったのでした。

……というのが、シロイがブログを中断した理由でございます。
どこにもドラマティックさのない、地味きわまりない理由でまことに申し訳ございません。
言いづらくて仕方のないことをやっと言えて、肩の荷がおりた思いです。これからwHite_caKeを細々と再開させていただきます。
このようなどうしようもない理由をきいても、まだシロイに愛想が尽きない方がいらっしゃるようでしたら、これからもどうぞよろしくお付き合いくださいませ。