日曜日のことです。
遠方から友人のベコヤマ・サリコさん(仮名・二児の母)がやってきました。
「どっか行きたいところは?」
「聞くところによるとつくばにはメイド喫茶が出来たそうじゃないですか」
「ああ、『萌るん』のこと?」
「……それは店名ですか」
「うん、駄目な名前でしょ」
「駄目な名前ですね」
とか言いながら行ってしまう自分たちがより駄目というかなんというか。
「世界を燃やしたって、一番ダメな自分が残るぜ!」byオーケン
とりあえず入店。
「おかえりなさいませ〜」
と晴れやかに声をかけてくださったメイドさんは、サリコさんと私が二人の子ども(友人の子。六歳児のトモリちゃん(仮名)と一歳児のコヨリちゃん(仮名))を連れているのを見て、一瞬混乱した表情で口ごもり、
「ごしゅ……おじょ……お客様」
と言い直しました。
おそらく
「うわ、このひとたち子連れだよ、もしかしたらここがどんな場所なのか気付いていないのかもしれない。『ご主人様』とか『お嬢様』とか言ったらひかれちゃうかも?」
という高度で親切な政治的判断がそこには存在していたのでしょう。
まあ、「おかえりなさいませ」と言っている時点で既に遅いんですが。
あるいは、「子連れの人間はお嬢様と呼べるのか」という「ミスとかミセスとか呼び分けんのって変だからミズにしようぜ問題」に繋がる思考がそこには存在したのかもしれません。
私は個人的には
「女だろうが男だろうが、主人であることにかわりがなければ『ご主人様』と呼んでいいんじゃないの? ご主人様という言葉は本来男性に対してのみ使うものじゃないでしょう」
と思っていますが、日本のメイド喫茶界には私などには窺い知ることのないルールが存在している可能性があります。
とりあえず、感想を全部書き留めたらすごく長くなっちゃったので、また別の日に続き書きます。
そこまでして書くほどのことなの? と尋ねられればちょっとわかんなくなっちゃうわけですが、まあ、いいじゃん。
ちなみに「萌るん」公式サイトはこちらでございます。↓
http://homepage1.nifty.com/hwizard/moerun/home.htm