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だらだら書きますので、だらだら読んでもらえるとありがたく。

大人の社会科見学その1

二年前の夏、私はオリエント工業ショールーム見学に出掛けたことがありました。


そんで一応、オリエント工業ってナニ、という方のほうが世間では圧倒的多数だと思いますので、ここで軽くご説明を。
えーとほら、ダッチワイフってありますよね。主に男性が性欲処理のために使うお人形さんのことですけれども。オリエント工業が扱っている製品は、それです。
ダッチワイフというものがなんだか判らないというよい子の皆さんは、周りの大人に「ダッチワイフってなあに?」などと無邪気に尋ねて無用な波乱を起こさないように。そういうときはGoogle先生を頼りなさい。


どうしてトルコ風呂という言葉はトルコ側の抗議によって使われなくなったのに、オランダの人々は抗議しないんだろう飾り窓の国だから?というギモンが私の念頭を去らないわけですが*1、とりあえず今はダッチワイフという単語はなんとなくあまり使われないらしいですね。オリエント工業の製品はラブドールと呼ばれています。
ちなみにコチラオリエント工業の公式サイトでございます。


オリエント工業のサイトを初めてみたとき、私はけっこう感動しました。
お人形さんたち美しすぎます。これ、ほんとよく出来てる。特にジュエルシリーズの継ぎ目のないボディといったら……!
私は子ども時代、お人形遊びが好きだったので、人形というもの自体、わりあいと好きです。
予算の都合上、所有できないけれど、市松人形とかビスクドールとか球体関節人形とか、かなり憧れています。
オリエント工業のお人形さんたちの写真をみたとき、私はそこに「人形遊びの究極」みたいなものを見出しそうになりました。
婦人服の七号サイズが彼女たちにぴったりということに、とにかくココロを動かされたのです。
人形用の服よりもはるかに多種多様、さまざまなものが出回っている人間用の服を着せることができるなんて、これは最強の着せ替え人形じゃないか! と思ったわけですね。


というわけで、頭の中がラブドールでいっぱいになってしまった私は、こうなったら実物を見てきてやらあ、と思い切っちゃったのです。


そして最近気付いたのですけれど、ラブドールショールームを見学したことのあるひとというのは、けっこう少数派なんじゃないでしょうか。
ということは、そのちょっとばかり珍しい経験をブログに書くことは、読者の方々の後学のためにもなるんじゃないでしょうか。
という長い前置きが終わったところで、二年前の夏の思い出について記します。


まず、オリエント工業ショールーム見学に行くにあたって、私は同行者を募りました。こんな面白そうな経験を一人占めするなんてヨクナイ、楽しみはわかちあわなくちゃね、という優しいココロのあらわれです。
そして私の呼びかけに応えて集まったメンバーは二人。H先生と高校時代からの友人であるL(女性。うちらは女子高出身)です。女2、男1のパーティ構成でショールームを訪れたら珍しがられる気がしましたが、そんなことはキニシナイ。


オリエント工業ショールーム見学は無料ですが、予約が必要です。おそらくこれは、見学にいらしたお客様同士がかち合うのを防ぐためかと思われます。
私の大学の先輩二人がたまり場でだべった後、
「おれ、この後講義があるからもう行くわ」
「あ、おれもそろそろ行かなきゃいけないんだ」
と別れた直後に、アダルト向けオンリーのレンタルビデオ店で再会してしまい、かつてないほどの気まずさと恥ずかしさを味わったそうですが、オリエント工業の細やかな心遣いによって、私たちはそのような事態を避けることができるのです。


計画の発案者として、私が電話予約を入れたのですが、相手の男性がものすごく明るくてはきはきした陽性なひとだったのが、印象に残りました。


長文になりそうな気がしますので、続きはまた次回とゆーことで。

*1:ダッチ=Dutchとは「オランダの、オランダ人の」という意味。つまりダッチワイフは「オランダ人妻」、「オランダの妻」という意味になるかと思われる。