wHite_caKe

だらだら書きますので、だらだら読んでもらえるとありがたく。

これも一つの親孝行

今日、両親と共に、高速道路を走っていたときの話です。


父「道を走っているときに、変わった建物を見かけるときがあるだろ?」
シロイ「あるねえ」
父「で、傍らの同乗者に、『あの建物なんだろね?』とか言うだろ?」
シロイ「言うねえ」
父「そうすると、お前のお母さんは、必ず『ラブホテルよ』と決めつけるから困る」
シロイ「……そうなの、お母さん?」
母「だってー、そう思うのが普通じゃない」
父「それほんとに普通か!? お前が昔、○○に行く途中でラブホテルだと決めつけた建物、全然違ったじゃないか。おれはあのとき、『あんなに敷地が広大なラブホテル、あるわけないだろ。大体なんだかチャペルみたいなものがくっついているじゃないか』とか言ったのに、お前ぜんぜん聞く耳持たないし!」
母「でもそう見えたのよねえ」
シロイ「た、確かにラブホテルにチャペルがついていたら変だよね。なんだったの、その建物? 結婚式場とか?」
父「大学だ」
シロイ「えっ?」
父「大学だったんだよ! しばらく行ったら、○○大学って看板が出ていたから判ったんだよ。お前、よりによって学問の聖域をラブホテルだと決めつけるのは止せよ」
母「最近の新しい大学って、よく郊外に建てられるでしょう。そうすると、ラブホテルも郊外にあることが多いから、紛らわしくって」
父「大学のような広大な敷地を必要とする建物を郊外に建てるのは当然じゃないか。というか、あそこまで巨大なラブホテルがあったら、部屋が塞がらなくて大変だろ!?」
母「わかんないじゃない。あの地域には、色情狂のひとが大勢住んでいるから、自然とラブホテルも広大にならざるを得なかったのかもしれないでしょ」
父「お前おまえオマエ。なにその失礼な推測。色情狂のひとが大勢住んでいる地域ってなんだよ。車で通りすがっただけの人間に、一瞬とはいえそんな風に決めつけられたあの地域のひとが気の毒じゃないか」
母「はっ。あんなラブホテル風の大学を建てる方が悪いのよ!」


と、こんな会話を繰り広げていた両親が、ここではっとした様子で、私の顔を見ました。
母「あなたもしかして……これブログに書くつもりでしょ?」
父「絶対書くぞコイツは。ネタにつまったら親を使えばいいと思ってるんだから。まったく、なんて娘だ」


その時点で私はこの会話をブログのネタにするつもりは無かったのですが、
「そんな風に言うってコトはきっと書いて欲しいんだろうな、それなのに書いて欲しくなさそうな言い方をするんだから、この二人はほんとに照れ屋さんだよ、しょうがないなあ、だったら書いてあげるよ」
と思いましたので、さっそく書いてみました。
シロイ・ケイキというのは、本当に親孝行な娘だと思います。