wHite_caKe

だらだら書きますので、だらだら読んでもらえるとありがたく。

寒い冬だから

ある日の会話。


「同僚のYさんてさあ。『好きです、つきあってください』って言われて、『でもわたし、めんどくさいよ?』と答えたらしいんだよ」
「へえーっ。そんで、どうなったの?」
「相手の男性は、『そんなのは知っているし、それでもいい』と答えたらしいよ。そんで、その男性っていうのが、Yさんの今のダンナさんなんだって」
「うわあ、それはかなりいい話だね。よし、私も今後、誰かにそういうことを言われる機会があったら」
「あったら?」
「『でもわたし、時々理不尽で、そうとう底意地が悪くて、かなり自分勝手だよ?』って言うことにしようっと」
「……あのさ」
「なに?」
「それじゃ、無理だよ」
「無理って? なにが無理?」
「誰も『それでもいい』って言ってくれないよ。どんな恋も芽生えないよ。恋愛ツンドラ気候だよ。シベリアだよ。永久凍土だよ」


シロイ“永久凍土”ケイキ……なんて寂しいミドルネームなんでしょう。
やはりこれからも、適当にひとを欺きながら生きていこうと思います。