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だらだら書きますので、だらだら読んでもらえるとありがたく。

私が男性だった頃〜その2〜

注意事項

※以下の記事は私の人生でかつて実際に起こったことが元ネタになっているんですけど、「現実世界というのは物語世界みたいに綺麗なオチがつくとは限らないし、それよりも大事なことは話が面白くなることだ、事実よりも大事なのは娯楽性!」というシロイの歪んだ信念によって、事実をある程度改変してあります。
そのへんを踏まえた上でお楽しみください。
ちなみにその1はコチラでございます。

私が男性だった頃〜その2〜

「三大いい男」と並び称されていたGとRと私は、その頃けっこう仲良しでした。

シロイ>おい、自分たちが三大いい男って言われてるの知ってたか?>G、R
R>知ってる
G>つーか、知らなかったんか?>シロイ

(えーっ、これって知ってて当然の知識だったわけ?)

R>そうか、知らなかったから無防備だったんだな……気をつけた方がいいよ>シロイ
シロイ>何に?<気をつける

(なんか今。怖いこと言われたような気がする?)

R>おれ、ここのチャットの子に惚れられて、会いましょうって押し切られた……会ってから断ったけど、いまだにしょっちゅうメールとか電話とか来てる。それがけっこう大変なことになっちゃって
G>またかよ。お前ほんと、ガード甘いな。気がない子とオフで会うのはトラブルのもとだぞ>R

(え? 「また」って言ったよね、今。それってどういう……)

R>他人のこと言えないくせに>G

(他人のこと言えないんだ、ふうん……G。お前のことは信じてたのによう。)

G>おれはその気がない子とオフで会ったことはない。Rとは違う

(その気がある子とは会うのね。まあいいけど。で、今までに何人?)


てゆーか。
お前らいつの間にそんな美味しい目を見てたんだよ!
まあ私の身に同じことが起こっても美味しくないけどさ。
しかしこいつら、チャットで話してるときはひたすら爽やかで明るい好青年風だったのに、絶対ダークサイド持ってるな。
まったく男って生き物は……まあ女って生き物もアレなんだけど……


などと私が考え込んでいると、彼らは気になる台詞を口走りました。

R>チャットだけでこっちに惚れてくるような子って、怖いこと多いんだよ
G>勝手に理想的な男のイメージを作っちゃってるって言えばわかるかなあ。まあ恋愛って全部そうなのかもしれないけど……やっぱりちょっと違う。
R>リアルで会っている相手ならフツー、親しくなる過程で自然とイメージが修正されるだろ? だけどネットだとイメージがまったく修正されないまま仲良くなれちゃったりするんだよ。わかる?
シロイ>よくワカル

だって今まさにそんなカンジだもの。
実際に顔を合わせれば私が「いい男」じゃないことは誰だって判ってしまう……うう、心臓が痛くなってきた。

G>「シロイさん、あたしのイメージ通りに行動してください」ってゆープレッシャーはなかなか辛いぜ?
R>「こんなのあたしの思ってたシロイさんと違う!」みたいにキレられるのも、なかなか怖いぞ。
シロイ>他人の名前をそーゆー文脈で使わないでくれませんかキミタチ
R>いやでもほんと、シロイは真剣に気をつけたほうがいい。
G>女の子の夢を壊すなよー。あるいは事前に壊せ! さもないと……
シロイ>気になるところで文章を切るのはよせ>G てゆーか「さもないと」とか言わないで。泣けてきたから。

うへえ。
なんかこの会話、マジで心臓に悪いぞ。
そもそも私の場合、「実は女」って時点で、もう既に誰が抱いているどんなイメージにも合ってないんだよな。存在自体が裏切りというか。
それにしてもみんな、このチャットルームでの「シロイ」というキャラ一体どんなイメージを抱いちゃっているの?
そのへんをぜひ早いうちにはっきりさせないと……このままでは危険が危ない。(軽く混乱)
というわけで私は早速、セルフイメージの調査に乗り出してみたのです。

(なかなか終わらないなー。というわけで続く