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だらだら書きますので、だらだら読んでもらえるとありがたく。

旅行の記録を簡単にまとめました

旅行記をちゃんと書こうと思ったのですが、連日疲労でそれどころではございませんでした。
しかもここのブログ、マジックを趣味とする人とか、見に来ないですからねえ。私が見た素晴らしいマジシャンたちの話をしたって、誰のどんな需要も満たせはしないことに気付いたりする午後三時。
もちろん、このブログは私の私による私のための王国ですので、自分の書きたいことだけ書いてりゃいいんですが、それにしたってねえ。
つーわけで、簡単に旅行のまとめを箇条書きに。

  • スウェーデンの気候は全然寒くありませんでした。暑くもなく、爽やかな高原の夏みたいな、超過ごしやすいかんじ。日射しは夏らしいし、半袖推奨なかんじではあるんですが、空気がさらっとしていて、日陰に入れば涼しいし、避暑地としては最高なんじゃない、と思いましたとさ。日が落ちれば多少冷え込むんですが、さすが北欧、さすが白夜、午後十時くらいまで余裕で明るいので、寒さの問題はありませんでした。
  • 以前ラスベガスに行ったときは、砂漠の街だから屋外は暑いのに、屋内は冷房を効かせすぎて半分冷蔵庫みたいになっており、カーディガンが必須アイテムだったのですが、ストックホルムはそんなことありませんでした。ほんと過ごしやすかった。
  • けれどストックホルムは物価がべらぼうに高い。マクドナルドの食事も日本円なら1000円オーバーを覚悟するくらいの感覚でいかないとなりません。
  • 北欧のひとは英語教育が素晴らしく行き届いているので、英語さえできれば不自由しないとは聞いていましたが、確かにそうでした。英米人と見劣りしないくらいのレベルで、ほぼ全員がきれいな英語を話せます。
  • つーか、ヨーロピアンは英語が話せる人が多いですね。外国の大会にわざわざ参加するくらいの経済的余裕を持った人間が集まっていたから、教育水準が多少高めだったのだとは思いますが、みんな英語をそれなりに操っていました。
  • FISMの参加者はほとんどが白色人種でした。黄色人種ははっきりと少数派で、黒人は稀。ストックホルムの街中では、黒人をたまに見ることはあっても、黄色人種を見かけることはあまりない。つーわけで、今回の旅の間中、私の心の中ではずっとスティングが、”Englishman in New York”を歌っている気がしました。”I’m an alien, I’m a legal alien”という心境。
  • 憧れの有名マジシャンといっぱい会いましたよ。とにかく会うたびに「尊敬しています。あなたの演技が大好きです」と話しかけては握手して貰いました。レナート・グリーンに軽くキスされたことを自慢したい気持ちでいっぱいですが、しかしマジックをやらないひとにその価値はわかるまいと思うと、誰に自慢していいのやら。個人的にはティナ・レナートに会えたときがいちばん感動しました。
  • 残念ながら今回、日本人の入賞者はいませんでした。世界の壁はやはり厚い。
  • ですが、今回、日本人唯一のクロースアップコンテストの参加者である××は、メダルこそ獲れなかったものの、彼の演技はかなり評判が高く、ジャッジの方から直接お褒めの言葉をいただいていましたし、あちこちで演技を見た人から握手やサインを求められていました。さらに、FISMの取材を行っていたスウェーデンのテレビ局の方が、個人的に彼の演技を気に入ってくれて、取材を受けていました。日本のテレビ局から依頼があっても出演する気がないと以前から公言していた××ですが、スウェーデンならよかったらしい。彼の演技がいつスウェーデンで放映されるかはわかりませんが、異国の地でテレビデビューってスゴイ、とミーハーな私はつい騒いでしまうのでした。
  • 以前、イギリスのBlackpool(映画“Shall we ダンス?”のロケも行われた場所)に行ったときも思ったのですが、やはりヨーロッパの街は、建物が綺麗ですね。散歩するだけでも心が弾みました。
  • 自分の英語力の不足をあらためて実感しました。他国の参加者に声をかけられたとき、英語で世間話をすると、すごく疲れるんだもん。英会話学校に通おうかしら。
  • ポルトガルのDavid Sousaの演技がとにかく素晴らしかったです。残念ながらグランプリにこそ選ばれなかったものの、私にとっては彼の演技が今大会のベストアクトです。彼の演技を見られただけでも、ストックホルムまで行った甲斐がありました。
  • 次回のFISM2009の開催地として、オーストリアのウィーン、スペインのグラナダ、中国の北京がそれぞれ大会期間中激しく誘致合戦を繰り広げていたのですが、結局北京に決まりました。日本人としては旅費が安く済むなあと思う一方で、いろいろ思うところがあります。しかし、何をどう思っているか、その詳細を書くのはヤバイかもね? 知りたい方はメッセやメールで個人的にきいてみてください。
  • 欧米人は、アジア人に比べると、感情の表出がストレートで素直。そのため、ノリがよくて会場が盛り上がりやすいのですが、その一方で、演技者の失敗は平気で嘲笑い、からかい、囃したてます。「金を払っている以上、とことん楽しむぜ」と思っているのだと思います。それゆえに今回私は、途中で失敗したところを、会場全体にあざ笑われて青ざめ、演技をやりおおせることができなくなって、半泣きで退場していくマジシャンを見たりもしました。彼はきっと、マジック嫌いになっちゃうだろうなあ。厳しい世界です。


つーわけで、今思いつく箇条書きはこんくらいです。今日は時差ボケ解消のためにも、これからたっぷり寝てやるぜ!