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だらだら書きますので、だらだら読んでもらえるとありがたく。

階段から転落すると色々たいへんなことが起きるというセオリー

自分の性別がある日突然逆転したら?
というのは、まあよくある空想テーマのひとつですね。
幼少期の私は「そんなことになったらどうしよう? すごく困る。いやだ。辛い」と思い詰めてしまったことがありました。
単なる空想で思い詰めるなんて、豊かな想像力ですよね。これ以外の意見は受け付けません。


しかし、今の私は、そんなことで思い詰めたりしません。
もしも性別が逆転したら? それはもちろんショックでしょう。不安だし、色々と辛く感じることもあるでしょう。
だけどほら、なんつーの、たかが性別逆転なんぞで、私の人生の価値を損なわせる気はないのです。 
男だろうが女だろうが中性だろうが、自分の人生なんだから、思うがままに生きないとならんのだし、これからもそうやって生きていくつもりですよ。そしてそのような決意の前では、性別の逆転くらいでおたおた言ってられねえっす。男だの女だの中性だの、そういうジャンル分け以前に、私はシロイ・ケイキなんだよ! 


というわけで、私はもし性別が逆転したら、服を買いに行きます。それから美容院に行って身だしなみを整え、女であったかつての自分に決別を告げるために、ナンパをします。
今後男として生きていくためには、自分がどの程度にイイ男なのか(あるいはイイ男ではないのか)、ぜひとも調べておく必要があるし。
もうほとんど学術的行為みたいなもんで、他意はありませんとも、ええ。


ところで以前、こんなことをうだうだと話していたら、H先生(極真空手黒帯)は
「ぼくも別に女性になっても構わないけど、今までの鍛錬で培ってきた強さが損なわれるのが残念ですね」
と語ってくれました。
「なるほど、だったら神取忍さんみたいな女性になればいいのでは」
私がそう言うと彼は、
「嫌です。それじゃ女になる意味がない」
とすごい速さで答えました。


あれはほんと速かった。音速を突破しかねない勢いだった。おまけに真顔だった。