運命神経症

運命神経症というのは精神医学の概念で
「不幸な出来事が同じ形で繰り返される生き方。三度結婚して三度とも夫に先立たれる、いつも友人に裏切られるなどで、本人は運命だというが精神分析では無意識の希求があるとする」
とゆーものです。

これだけだとなんだか判りにくいかもしれないのですが、

• いつもＤＶ男と付き合ってしまう女性がいる。
• 本人は男運が悪いという。
• だが傍から見ると彼女はいつも『女を殴りそうな男』ばかり選んでいる。
• 彼女は心のどっかで『殴る男と付き合いたい』んだね。

みたいなかんじでとらえると、わかりやすいですかね。
私は専門家じゃないんで、この解釈をあんまり信用されても困るんですがー。

運命神経症という概念自体がとてもマイナーなので、本職の精神科医やカウンセラーでも知らない人がいるのではないでしょうか。
存在としては事故頻発人格、頻回手術症、ミュンヒハウゼン症候群とかにもなんとなく近いかも？　と私は勝手に思っています。*1

きっと世に言う「だめんず・うぉ〜かー」なひとたちも、運命神経症なのかなあ、と思ってしまいます。
だめな男を、無意識で望んでしまっている。自分は何故このような事態を望んでしまうのか、ということを考えるのは大事だと思うけど、怖いですね。

と、実はここまでは前フリでした。
私が言いたいのは、「金田一少年とかコナンとかって、あいつら実は運命神経症なんじゃねえの？」ということなんでした。
特に金田一！　行く先々で死体に遭遇。新しい知人ができると付録として死体に遭遇。何をやっても死体に遭遇。
探偵とか警官とか、そういう仕事についているわけでもないのに。高校生として生きているだけで、経験する学校行事の数より、遭遇する死体の数が多い男。
だからね、彼は望んでるんですよ！　雨雨降れ降れ、もっと降れ、なんですよ！　私のいい人連れてこい、っていうのがイコール殺人ですよ!!　死体と犯人連れて来い、とお願いしてる。無意識とはいえ、なんてすごいこと望んでるんだろう。

もう奴が犯人なんだと思う。直接手を下してなくてもアリバイがあっても他の人が自白しても、犯人はやつなんです。だって、そもそも原因はやつの「無意識の希求」なんだもん。やつを拘束してください。それが平和への道だと思います。

ところで冒頭の運命神経症の説明文に出てきた
「三度結婚して三度とも夫に先立たれる」
という例についてふと思っちゃったんですけど、この奥さんは　殺っちゃってませんか？
だってそう思うんですけど！　旦那に死んで欲しい、と望んでいて、そんで実際死んでるんでしょ？　そんなの願いだけでどうにかなる問題じゃないだろ。偶然としてもできすぎてるだろ。普通に考えて、絶対手をくだしてるだろ。下してないんだとしても、彼女に死を願われた人間は死んでしまうっていう、そんな特徴を持った人間を野放しにするの、絶対まずいだろ。
というわけで、彼女も拘束してください。

いやあ、何かを望む心って、本当にすごいね。願い続ければ夢はきっと叶うって、こういうことかな。（誤った結論）

というわけで今日から私は「ロト６当たれ」と積極的に希求していくことにします。
願いよ、叶え。
あとついでに、「世界平和」くらい願っといてもいいですよ？

*1:これらの用語がなんのことだかわからないけど、超気になる、というひとは個人的に調べてください。自分で調べてまとめようかと思ったのですが、なんかうまくいかない＆めんどくさいのでございます。ごめんなさい。